ほかほかのちっち

タイとBLと私

【Gun出演タイ映画】「裁断分裂キラー スライス」を見たよ

 

先日、

タイのTRUE4チャンネル(日本でもネットから見れました)でGunが出演してた映画「เฉือน(Slice)」が放映されると聞いて、ちょろっと見たのですが、

 

昔のP'Gun、かっわいい……(今もかわいい)

 

2009年公開だから今から約12年前、

撮影時期にもよると思いますが、14〜16歳くらいのP'Gunなのかな……かわいい…

 

メインキャストの中には名前がなかったので、ちょこっとだけ出演してる感じなのかと思ってたらがっつり出演してます。

若い(今も若いけど)P'Gunの迫真の演技に言葉は分からないですが、やはり惹かれました。

 

そしてなかなか面白そう……( ´∀`)

 

タイ語はさっぱりながらも映像から察するに、かなり私好みの予感がしたので調べてみたところ、

 

日本でもレンタル可&DVDが買える+日本語字幕付きで見られるとのこと。

(邦題では「裁断分裂キラー  スライス」というそうです)

 

というわけでAmazonで買ってみました。

 

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ストーリーはさっくり書くと

 

捜査官「チェン」の下で、囚人でありながら殺し屋として使われていた「タイ」は、チェンに「大臣の息子も殺された連続猟奇殺人事件の犯人を15日以内に捕まえろ」と命じられる。達成できれば「自由と刑事としての職務復帰」、できなければタイは殺され、代わりに婚約者「ノイ」が囚われてしまう。

連続猟奇殺人事件の犯人に辿り着くための鍵は「タイの少年時代の記憶」。

タイは犯人の正体に迫るため、故郷の村に向かう。やがてタイは事件現場に残された犯人からの「メッセージ」の意味に気づいていく。

 

 という感じです。

 

P'Gunが演じるのは、少年時代のタイの親友「ナット」。

酒飲みの父親や村の子どもたちに虐められていますが、唯一自分を助けてくれたタイを慕っています。

 

サスペンススリラーというだけあって、全体的にかなりどぎつい描写が多いです。

(P'Gunの役は特にどぎつい目に遭ってるので、Gun目当てで見たいという私のような方は覚悟してください)

 

気になる方は予告編があるので、そちらで大丈夫そうか確認するのがおすすめ。

これで「きついな…」と思ったら本編はもっとどぎついので、マジで無理なさらず!

 


www.youtube.com

 

 (トレーラーではP'Gunの姿はほとんど確認できないですが、ほんとーに一瞬だけ映るタンクトップの子どもがP'Gunです)

 

とはいえ私もグロ系は決して得意じゃないのですが……(;'∀')

 

 

感想としては、正直めちゃくちゃ好きでした。

 

この手のサスペンス系を普段あまり見ないので余計だったのかもしれませんが、

真相にはかなり衝撃を受けました。

衝撃的すぎてもう笑っちゃったくらい。

 

買うときに読んだAmazonのレビューに「純愛作品」と書かれてましたが、

見終わった今となっては「なるほどね……そういうことか…」と。

 

これはもう是非(もちろん絶対に無理はせず)見てもらって衝撃を受けてほしいので

ここでは一旦、これ以上は書きませんが、我こそは闇属性だと思う人、たぶんぶっ刺さる。

 

買ってみてよかったなと思いました('ω')

 

余談ですが、この映画を見た後、

 

「そういえばFUNTASTIC BABII(Off-Gunのファンミーティング)のこれまでの経歴を振り返るコーナーでP'Gunがこの映画の話ちょっとしてたなー」と思い、ファンミのDVDを見返したら…

 

この映画の前髪がぱっつんの自分の写真を見て、P'Gunは恥ずかしがってました(*´ω`*)

いや、かわいかったよ!

あと勝手にこのファンミ当時25歳だったP'Gunに「大きくなったね…(´Д`)」と思ってしまった。

 

 そんなわけで以上「裁断分裂キラー スライス」を見たよっていう回でした。

 

 

おまけ

 

 

※映画は見るのちょっと怖いなっていう人向け・ネタバレ感想

 

 

 

 

 

※この先映画のネタバレ・個人の解釈を含みます※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連続猟奇殺人事件の犯人は「ナット」。

ナットはかつて自分を虐げていた先生や当時の村の子ども達を、かつて自分が受けた仕打ちと同じやり方で殺していました。

しかしその目的は復讐ではなく、タイに自分を忘れてもらいたくなかったため。

 

少年時代、ナットは父親に犯されているところをタイに救われますが、追いかけてきた父親をナットは殺してしまいます。

タイとナットは町に逃れるものの、子ども二人で生きていくことは難しく、追い詰められたナットは町で出会った男と取引をして、「絶対に見捨てないで」と言ったナットを売ってしまったのです。

 

ナットはその後ゲイバーで働き始めますが、客と喧嘩が絶えず顔にひどい傷を負い、整形手術をします。

 

そしてタイの婚約者「ノイ」こそが、実は整形手術をした「ナット」でした。

 

町で出会ったタイに「ノイ」として近づいた「ナット」は、タイに愛されますが、次第に「ナット」としての自分が失われていくような感覚に陥り、タイに自分のことを忘れてほしくないと思い、事件を起こしたのです。

 

タイに全てを話したナットは「タイの手で全てを終わらせてほしい」と言い、タイに撃たれて息を引き取りました。

 

 

うわあ…

 

ナットはタイに「ノイ」として愛される程、自分の存在がタイの中から消えていくのを感じたんだろうなあと思うとしんどいですね…

 

殺伐としたシーンが多い映画ですが、少年時代のタイとナットが無邪気に遊んでいるシーンは唯一の癒しだったので切ない…

 

まあ、タイが周りの子どもたちにからかわれたくなくて、あんなに仲良くしてたナットに暴力ふるったりしてたのに、ナットは変わらず「タイの子分にしてもらえるなら何でもする」と言ったり…それだけナットにとってタイは自分の全てだったんでしょうね…