はぁ…………………
どうも、こんにちは。
タイトル通り最近買ったBLを申告する回です。
申告する回ですが……
はぁ……………(クソデカため息)
今回やばいです。とんでもねえ。
とんでもねえBLに出会ってしまった。
先に言っておくと、今回もめちゃくちゃ良いものなんです。
良いものだし「この作品を知れてよかった!」と純粋に思うのですが、
同時に「出会わなければ……」とも思ってしまう、紙一重で強烈な読後感を与えてきてる作品です。
まあ、ここで、わあわあ言ってても仕方ない!
とにかく、以下に続きます!
【今回買ったBL】
※18禁BLゲームです(以下、結構ネタバレあるかもなので注意)
【前回の申告】
kusodekatameiki.hatenablog.com
Room No.9
↑公式HP ※18禁
(今回はDL版購入のため、パッケージ写真ないです。すみません)
中学生の頃からの親友同士である大地と誠二は、沖縄に10日間の旅行に出かけます。ところが、気がつくと二人は見知らぬ部屋に監禁されていました。
「あなた達は行動実験の対象に選ばれました」
──突然そう告げられ、こなすべき課題を提示される二人。部屋から脱出するためには、その課題をクリアし、規定の数のポイントを貯めなければなりません。
一方の肉体を傷つけるか、一方の肉体を犯すか。次第にエスカレートしていく究極の選択を繰り返すうちに、二人は体も心も関係も作り変えられていき……というストーリー。
はあ…………(本日3度目)
なんとか……なんとかフルコンプしましたけど、
もうすごすぎてため息しか出ません。
こんな……こんなのってないよ……って何回心の中で言ったことか……
このゲームは大地と誠二のみならず、
親友という関係からBLになっていく話が大好きマンの私の心も破壊していきました。
いや、こういうゲームなのは知ってて買ったんだけどね……いざ、自分でやったら「こんなダメージ負います???」ってくらい、思ったよりキツくてしんどかった。
でも破壊された心の跡地に、確かに新しい性癖が芽吹きましたよ……スカトロ悪くない
さて、
私はエンド分岐ありのADVをやるときは、
一周目は自分の価値観と相談しながら攻略は見ずにプレイ。
二周目からは攻略見てガンガンED回収。な流れで進めてます。
そんなわけで、一周目は、
大地も誠二も絶対、五体満足・心身健康で東京に帰す!!!!という気持ちでプレイしてましたが、そんなわけはなく。
見事に、最高の友達が最高の〇〇〇になってしまいました。
と゛お゛し゛て゛ぇ゛?!?!
作中、大地と誠二が迫られるのと同様、プレイヤーも選択を迫られますが、
選択肢出た時に、マジで2回くらい悲鳴あげましたね。
こんなん!!!私に選ばすなて!!!!!選べるか!!!!!!大地も誠二もどっちも守りたいだけなのに!!!!!!!
と、ここまでは良心の部分での私の感想。
そしてここからが、良心を破壊されてしまった私の感想なのですが、
正直、大地や誠二に感情移入ができない。
まず、このゲームをやろう!というプレイヤーはおそらくほぼ全員、大地と誠二が強いられているシチュエーションに関心を抱いています。
なんなら、彼らに与えられる課題に対しても「この二択でなんでこのプレイに抵抗があるの?やれば?」くらいの感覚かもしれない。(私は正直そうだった)
さらに言うなら、いけ!もっとやれ!って感じなんです。
そんなプレイヤーが、二人と同じ目線で物語に没入するなんて到底無理ですよね。
つまり、プレイヤーは大地と誠二を監禁している側の人間と同じ立場なわけです。
これこそが、
どんなに辛くても、私がこのゲームにハマってしまったところかなと。
キャラへの感情移入はできないけど、とにかく没入感がやばい。プレイヤーもあの世界の一部として、引き込まれてしまう。
キャラが監禁している側へ抱く嫌悪は、そのまま画面を貫いてプレイヤーを刺してくるのです。
あとは、この「楽しんでる自分」と「もうやめてくれ」と叫ぶ自分の乖離こそが、
大地と誠二の味わっている絶望にプレイヤーを近づけて、没入感をより深めてる……のかもしれない。
まあそれとは別に、
「あっこれどうなっても、二人は友達以外の関係にはなれないな」という描写の数々に刺されてましたけどね。でもそこがいいの……。
他の方のレビューにもあったのですが、
BLゲームなんだけど、どこまでも「友情」の話なんだよね……。
なんか、誠二の結婚式でべしゃべしゃに泣きながらスピーチする大地の想像つくし、
逆に大地の結婚式でスピーチする誠二見てべしゃべしゃに泣く大地も想像つく。
大地泣いてばっかりだな
大地みたいな、底抜けに明るくてポジティブそうだけど自己肯定感がめちゃくちゃ低い攻め好きなんですよね……でもお前もっと自分大切にしろ………マジで……!!!!
ちょっとほっとくとすぐに「俺は腕の一本くらいなんでもないぜ!」とか言うからな。シャンクスかてめえは。
大地の「誠二ってすごいんだぜ!」も
最初は「うんうん、そっかあ。良い友達持ったねえ(^-^)」って微笑ましかったんですけど、大地の抱えているものを知れば知るほど、聞いてて胸が痛くなりました。
誠二が良い奴ってことは大地も良い奴なんだよ……ほんとにもっと自分大事にしてくれよ……
もう大地が大切にできないなら、プレイヤーと誠二が大地を守るしかねえなとおもったんですけどね……
でも、それだと誠二が壊れてしまうんですよ
なんで………どうして……?
最初は、軽口を挟みあったり、大地の素直なリアクションが描かれていたテキストが、
ルートによっては、後半から、単なる状況描写ばかりになるところは、怖かったです。あ、大地が壊れちゃったんだなって感じが……。
誠二は誠二でもう、聖母か?ってくらい大地の色々な部分を許して包んでしまうので、もーーーーーーーーーーーう一人で抱えんなってーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!分け合えーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!
でも誠二は本当に良い奴なんですよ……そして、頼りがいがある……
もう安心して腕の1,2本預けられてしまう……あんなこと優しい誠二にさせたくないけどね……
そんなこんなで、クソデカ感情になりながらなんとかやっと!
全EDフルコンプまでたどり着きました。
これからプレイされる方は、Aエンドから順番にB、C、D……と回収するのをおススメします。
一応、Fエンドがトゥルー扱いなのかなって感じですが、
順番にプレイすれば最後に回収することになり、とてつもないカタルシスが得られます。
エンドムービーがまたいいんだ……あえてあの場所っていうのがね……羽田空港は聖地になりました……。
感情移入できないとは書きましたが、あのシーンに辿り着いた時の我々と二人の気持ちはきっと同じよ……
あと、このゲームの素晴らしい点は「環境設定」の充実ぶりですね。
かゆい所どころか「えっこんなとこも配慮してくれるんですか?」で、
至れり尽くせりな細かさです。あんなものもそんなものも、オンとかオフにできちゃう。自分が今までにやったエロゲの中で間違いなく一番細かかったです!
特にありがたかったのは、「選択肢が出た時にどれを選べばどのエンドにいけるか」をガイドしてくれる機能でした。
二週目以降の回収作業がおかげでサックサクでした。マジで感謝。
シーン鑑賞モードもどのルートのどのシーンが回収できてないか一発で分かる仕様になってるし……
マジで作中、大地と誠二が監禁されていた施設並みの充実ぶりでした。ストレスが全くない。その分、シナリオはストレスフルにしてもいいよねってこと……?
差分の量もえぐいです。一枚のスチルに平気で数百枚単位の差分がついてくる。
特にスカトロのシーン気合い入りすぎでしょ……何、400って。
とまあ、わちゃわちゃ書き散らしましたが、
結論。
Room No.9はいいぞってこと。
これが二作目のボブゲーでしたが、これも良かった。
ますますボブゲーにハマりそうです。
そんなこと言って、実はもう次にやる作品買ってあるんですけどね。
それはまた、次の機会に申告したいなと思います。
ではまた!