↓さて以前
kusodekatameiki.hatenablog.com
プレイしてると書いた18禁BLゲーム「贄の町」………
や………………っべえな/(^o^)\
エロゲ歴=年齢-18歳(ただしBLは初めて)なんですが、
今まで遊んだどの18禁ゲーとも違う、未知の体験の連続、
マジで"やべえ"ゲームでした。
もちろん最高に良い意味で(*'ω'*)
超個人的な感想なんですが、
そもそも、自分がギャルゲー→エロゲと、ハマっていくきっかけになったある作品(タイトルは伏せますが)とプレイ感やテーマなんかが重なるところもあり……やっててちょっとエモかったです。
(誤解がないように書いておくと、その作品と贄の町は似て非なるゲームだと思ってます。ゲームを通してプレイヤーに伝わるメッセージは近いものがあるけど、演出やそこに至る過程は全く違うし、どちらもすごく魅力的な世界観のゲーム……つまり自分にとっては、どっちも大好きなゲームってこと……)
そんなわけで以下、各キャラのルート・エンディング等について、感想考察色々書き散らしてます。
ふわっとめですが、ネタバレたっぷりなので、
やる予定がある!という方は、是非ご自身で体感してください!
もう既にプレイ済みという方も、
下に書いたことはあくまで、私の個人的な感想・考察なので、是非、ご自分の感じたことを一番大切にしていただいて……!
その上で「分かる〜〜」ってところが、もしあったら、幸いです(*'ω'*)
以下感想に続きます↓
攻略は成臣→ココ→あすく→笑男の順でやりました。
結果的には、この順で良かったかもしれないです。
なんかいい感じに、今攻略してるキャラのルートで、次に攻略しようと思ってたキャラがいい場面で出てきたりして……わくわくできました。
まあ、成臣ルート最初にやったせいで「ココ刺されない?大丈夫?」ってずっと怖かったけどね……
逆に刺されなかったので「何で刺さないんだろうな」とつい考察してしまいました。(その辺は下にちょろっと書きました)
どのルートも、それぞれのキャラが抱えるものに迫りながら、最終的には日天自身に向き合っていく過程が自然で美しいです。
日天が真実を思い出すシーンは、セリフや演出は少し差分がある程度で、大筋は変わらないのに、どのルートでも、ぴたりとくるのがすごい( ゚д゚)
一人につきエンディングが5種、それに加えて、共通エンディングが7種、計27種。
そのうち、体感9割はバッドかな……。
一発即死系から手の込んだリョナエンド、メリバ……と主に日天さんが酷い目にあいます。
個人的にキツかったED一位は、笑男の終焉参かな……
世界観を知った段階で、こういうEDあるんだろうなとは思ってたんですけど、いざ笑男に愛着湧いてから迎えると辛くて仕方なかったです。
スチルも自分の中ではダントツでキツかった。でもすごく惹かれる絵なんだよな……
次点で成臣の終焉参。これもスチルがしんどい。でも正直ああいう成臣が見たかったから、ちょっと嬉しかったり……嬉しくなかったり……アカリンは絶許
各キャラそれぞれにあるエンディングのうち、2種類は、
日天さんが迷い込んだ「贄の町」から現実に帰るか、留まるかを選ぶエンディングです。
どれもプレイヤーの価値観次第で「ハッピー」とも「メリバ」とも「トゥルー」とも捉えられるエンディングでめちゃ良い。
一番好きなのはやっぱり、成臣の帰還エンドかな……自分的には曇り一つないハッピーエンド!だと思いました。FDやるまでは
笑男のエンディングは両方好き。
今さらプレイしてる私はFDどうなるんだろ……ってワックワクできますけど、これ4年前にやってた方は発狂したんじゃないかな……私なら狂う。
世界観的にグロ描写は頻繁にありますが、
グロスチルは意外と少ない(体感です)
あっても、キツイけど、目を背けたくなる程嫌!って感じるスチルはなくて、自分的にはちょうど良かったです。
青年漫画のグロ描写とかが耐えられる人は多分大丈夫……かな?
宿で皆でわちゃわちゃするような楽しいシーンと、死と隣り合わせな緊迫感あるシーンのバランスが本当にいい塩梅。
キャラも皆魅力的ですし、ルートまで入れば絶対愛着湧くし、他のキャラのルートでも皆何やかんや出てきてくれて嬉しい。
度々書いてるけど、個人的お気に入りは成臣です。とにかく可愛い!
最序盤はマジで、こんなの好きになるしかない正妻良心ワンワン……って感じだったんですけど、知れば知るほど、面白い在り方のキャラだなあとハマってました。いい意味で裏切られました。
作中、日天さんの成臣への気持ちがMAXになる前に、プレイヤーの成臣への気持ちが先にMAXになってしまったため、
終盤は「何があってもワイはお前の味方やぞーーーーー!!!!!」と叫びたくなりました……
そんなわけで以下、各ルートについてあれこれ感想です。
成臣
好きぴ……
まんまと見た目に騙されて、一発目に日天さんを彼に委ねたのが運の尽きでした。
おかげで、成臣ルート後は、常にその影がチラつき、彼が出てくると背筋が凍りました。
でも一瞬でも出てくると嬉しくなっちゃうんだな……可愛いから……一生一緒に焼き芋食おうぜ……
これはあくまで、私自身の成臣に対する印象ですが、
彼は、他人の目に映る自分の「異常さ」や「狂気」をよく理解しているので、闇雲にそれらを出すようなことはしないし、「品行方正」であることができるのかなと。嘘を吐くとき、やたら筋の通ったことを言う気がするし。
または、7年前の事故の原因が自分の行動にあったことで、より、清く正しいことにこだわってるのかな……とも。
我々が成臣を見て感じる狂気って、
決して彼が心を病んだり、壊れてしまって、出てきた一面じゃなくて、むしろそっちが彼の本質なんじゃないかというのが面白いなと思いました。
成臣の優先順位ってたぶん、
日天に拒絶されたくない(≠日天に嫌われたくない)>日天を手に入れたい
なんじゃないかなと。
どこかで「赦してもらえなくてもせめて一緒にいられれば」……みたいなこと言ってた気がするので。
過剰なまでの日天への献身は、彼を振り向かせたいとかってより、拒絶されたくないって気持ちが強かったのかな……
そうなると、
他ルートで成臣が、日天の愛する人を排除しないのは、そうすることによって、彼が最も恐れている「日天からの拒絶」は免れないからではないでしょうか?そう考えると、私は納得。
そしてそういう思考ができるというのは、やはり成臣が自分の狂気を飼い慣らしてる証拠かなと見てます。その辺がどこかの"椅子"との違いやね……
成臣的には、日天を手に入れるのは、まず、彼に拒絶されないことが基本的には大前提。
でも、終焉弍で、日天をバールでぶん殴ってやっちゃったのは、
一番恐れていた日天からの拒絶を感じ、それによって、彼と一緒にいる方法が成臣の中で他になくなっちゃったので、そうしたという感じなんですかね……。
まあ、色々考えましたが、結論、成臣はいい子、可愛い、全てを抱きしめたい。
日天を翻弄しようと、狡猾に企んだかと思えば、いざ、日天から来られると照れたり、慌てたりするの可愛い。
前にも書いた気がしますが、成臣×日天カプは、日天さんのお兄ちゃんなとこが結構出てていいですね。自分的にお兄ちゃん受けの理想を見た気がする……
あと、他のCPに比べて、日天さんが成臣を性的に意識してるのが結構はっきり描写されてるイメージ。
可愛いくて中性的な年下攻めと細マッチョのお兄ちゃん受けって結構王道だし、自分はかなり好きなんですけど、成臣に関しては最初、受けでもいいよなーと割と思ってて……。
でもそんな自分が「これは成臣攻めですわ」と納得できたのは、
日天さんが想像の余地を奪うほど、圧倒的に受けだからなんですよね……
日天さんマジ総受けでしかない、完敗です。
それから、成臣と燈の関係が割と好きでした。特に燈が椅子にされてるやつ。
どうあがいても成臣がアッカリンされるのは避けられないのかと思ってたんですが、
他の子のルートやったりFDやったら、日天さんが成臣ルートに入らなければ、燈は椅子になったようなので、やっぱり二人が一緒にいる上で乗り越えなきゃいけないことなんだね……
ただ、終焉柒の世界線では、椅子になったアッカリンは成臣の秘密をペラペラ喋ることはたぶんないので、
万が一あそこから成臣ルートに行くことがあれば、もしかしたら成臣が自分の口で日天に秘密を打ち明ける展開もあったのかなー……とつい考えました。
ココ
許してくれ…………
第一印象だと、
最初に攻略するのは、成臣かココかで迷うくらい「え優しい好き……この人になら日天くん任せられる……」って感じだったんですけど、
だんだん「あ、この人が一番やばいな」と震えが止まらなくなりました。
特に、ココ終焉三やってからね……そしてまた別の機会に書くけどFDやってからは特にね……
イケメンで優しくて色気があって、家事万能で、頼りがいたっぷり……なココですが、
バックボーンを知った時に、彼を「ママ」や「オカン」と表現することが途端に辛くなりました。
でも、過去も何もかもひっくるめて、今のココがあって、そんなココを日天が好きになってくれたから、ココも前に進めたのかなと。
帰還エンドはFDやドラマCDでたっぷり補完されてますが、
いずれも「ああ、日天はここで生きる彼を選んだんだな」と思える内容で、ぐっときちゃった(*´-`)
それから、ココが帰還を選んだ時、皆が送別会を開いてくれたり、別れを惜しむ場面が描かれていたのが、ココが「贄の町」で築いてきたものを感じられて良かったよね……
あと、ココルート終えた時にぼんやり思ったのですが、攻略対象の4人って、皆、日天が向き合わなければならないことと似たものを抱えてるのかなと
成臣→事故そのもの
あすく→生きる意味、自分の居場所
ココ→記憶
笑男→大切な家族を失ったこと
どのキャラクターとED迎えても、日天が自分のことに向き合う過程が綺麗にまとまるのは、だからかなあ……
あすく
プレイ開始時の私へ。
その金属バット男とのCPが一番平和だぞ
キャラ単位で一番好きなのは成臣ですが、CPだと実はあすく×日天が一番かも……?と思ってます。一番ピュアなカップルは、あす日な気がする……
あと、シナリオはあすくルートが一番好きでした。帰還&滞在エンドともに、後半の激アツ展開から、告白シーンまでキュンがすぎる……
このカプは最初、日天さんが反抗期の息子・あすくに構うオカンみたいでニコニコして見てたんですけど、
同い年だし、笑男とは違う友達っぽさもあり、ちゃんと名前呼ぶようになってからのあすく可愛すぎだし、結局成臣に負けないくらい日天さんBIGLOVEやんけって感じでね……いい
丸くなったあすくは可愛すぎなんですが、
あすくが丸くなればなるほど、ドスの利いた罵詈雑言を体が欲しはじめるんだよな……
あすくはあすくで、日天とはまた違う、あの世界ではイレギュラーな存在なんだと理解してます。
此岸で彼の体は、辛い経験から自分の居場所を掴もうと新しい人格を築き上げて、親の言う通りに人生を歩んでいるので、
宿のあすくは、
意識を失って眠り、人生が止まっている他のキャラとは違う境遇にあります。
帰らなくても、むこうの世界で、あすくの人生は続いてしまってる……
それってつまり、宿のあすくにはもう帰還する居場所がないとも言えるのかなと……
そう感じた時、すごく切なくなりました。
だからこそ、
生きる理由を忘れていた日天と、
帰る場所を失っていたあすくが通じ合って、お互いがお互いの生きる理由になる結末が本当によかったなと……。
不器用で口も悪いけど、根は優しくて、自分の居場所を守るのに精一杯なのが愛しいキャラ。最初、もっと危ない奴だと思ってたんですけど、結局、攻略キャラの中で彼が一番ピュアだったかもしれない……
帰還後あすくも可愛くてもっと見たかったなあと思ってたのでマジFDありがとう………
笑男
好きになるべくして好きになるお兄ちゃん
もう絶対好きだよね……ちゃらんぽらんなんだけど、やる時はやる、めっちゃ頼りになるお兄ちゃん。
個人的には、他の子のルートで散々助けてもらって、ようやく最後に攻略したので、もうあの助けてもらってたとこからルート始まってたなって感じでした。
笑男×日天は、友達なんだけど兄弟で恋人な距離感がいい……
日天さんは沙汰兄ちゃんを「親友で兄」と、言ってましたが、それまんま笑男に当てはまるよなあと。
あと、日天さんの「恋してる」感が、他の子のルートよりも強く出てる気がする。
自分の気持ちにも相手の気持ちにも鈍感だったあの日天が、
笑男の気持ちはきっと違うけど自分は恋してるんだなって自覚してるのがね……いちプレイヤーとして切なかった。
前にも書いたけど、笑男のバッドエンドは予測はできてても、いざ迎えると苦しくて、辛かった……。
だからこそ、帰還ED・滞在EDどっちも、
笑男が戻ってきてくれてよかったなと。゚(゚´ω`゚)゚。
個人的にはどうしても、
帰還EDが笑男にとって……というか、家族みんなの想いを考えると、一番いいような気がしてしまうのですが、
FDまでやると、「贄の町」でだからこそできた都々乃江との決着の在り方も好きなので、滞在EDもいい……
(あと個人的にドラマCDの笑男滞在編がめちゃくちゃ好きなのはある。エネマ感謝……)
でも、どっちのEDでも日天さんが笑男に「恋」してるのがとにかくいい……
あす日の次に好きなカプは、みお日かもしれません。
そして邪道と分かりつつも、実はあすくと笑男のコンビがかなり好き……ちなみにどちらかといえば、みおあす派です
こっちはこっちで兄弟っぽくて可愛いの……
マジで全員で帰還して、帰還後あすくをイジる笑男が見たすぎるし、イジられて宿時代の片鱗が出るあすくが見たい……
と、
こういう、メインカプ以外の組み合わせが見たくなるのは、マジで全キャラが良いからなんだよな……とと日とかな……みおとと、とかな……
個人的には燈×成臣も全然アリなくらいです。
FDやると、アカリンの成臣への執着はある意味純愛すぎてな………
そんな感じで……
もうさっきからFDの話したすぎになってるし、
キャラのルート以外のEDはFDでがっつり補完されてるのもあるので、一緒に語りたいし、
今回はこのあたりにして、
また今度、FDの話をしたい回に続きます!!
では!