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タイとBLと私

The Gifted Graduation EP.7 感想

放送中のタイのドラマ「The Gifted Graduation」EP.7 の感想です。※ネタバレ有

 


ตัวอย่าง The Gifted Graduation | EP.7

 

タイ語は分からないので引用しているセリフ等はたぶん正確ではないです。

あと記憶違い等もすみません、許してください!

(特にキャラの名前の読み方が自信ないです。間違ってたらごめんなさい)

 

 

 

 

前回のあらすじ

アンチGiftedを率いてダリン先生からNYX-88を盗み、16期生にウイルスをばら撒いた犯人がコーンだったことが発覚。

16期生のタイムの能力を使い、逃亡したコーンを追ったパンだが、コーンは自らNYX-88を飲み、ベランダから飛び降りてしまいます。

更に、能力を使ったことによって、激しい頭痛に襲われたタイムが死んだと、パンはポム先生に告げられます。

 

 

 グレースはタイムの部屋を訪れ、悲しみに暮れていました。

失意のパンの元にはオームが訪ねて来ますが、パンは部屋の扉を開けません。

 

部屋に積まれたテキストや、才能を調べるために使ったルービックキューブ(みたいなやつ)…見覚えのあるアイテムが残されているのが切ない…

 

あと、OPにシャノン先輩が追加されてましたね。ポム先生と再会することはあるのかなあ。

 

 

コーンの件について聴取を受けるため、Giftedクラスの15期生が集められました。パンは来ていません。

コーンの一件によって15期生達の間には摩擦が生じていました。

ダリン先生はそんな彼らに「誰が他に関与しているのか」尋ねますが、これと言った成果はありませんでした。

 

ダリン先生はコーンに協力者がいなかったか、その協力者は15期生にいるのではないかと疑っている様子。

 

聴取のシーンは15期生もだけど、ダリン先生も追い詰められているようで、やっぱりダリン先生も普通の人間なんだなと感じました。

「才能」のある人間達と渡り合っていくために、嘘や秘密、建前を使い、時には「才能」を利用しようとさえし、思うようにいかない状況に焦ったり、憤ったりする。

自分の立場を守り、生きていくことに必死なんだな、と。

そのあたりは大臣が校長を消そうと企てている理由にも近いものがあるのかもしれませんが、結局その大臣にさえ「変わりはいくらでもいる」と言われ…。想像しただけで胃が痛い。

 

15期生の反応もそれぞれでした。

困惑するオーム、自分を疑っているのかと言うプン、コーンの身を案じるモン、ダリン先生を疑うクレア、何も答えず部屋を出るウェーブ…

 

モンはコーンが部屋から身を投げたことは知っているのでしょうか?

このシーンの時点では、まだコーンの安否については触れられてなかったので、モンが「コーンは無事なのか」聞いた瞬間、胸が痛かった…。

安否はどうあれ、コーンがあの状況で「死を選んだ」という事実は変わらないし、モンがそれを知っているとしたら辛いなあ…。

 

スポット校長は大臣に生徒の死についての責任を負わされようとしていました。

大臣は校長に協力するかわりに、Giftedクラスを省に譲るように迫ります。校長は「今までGiftedクラスに力を注いできたが、それも今日で終わりにする必要がある」と大臣との話を打ち切ります。

直後に大臣の指示でダリン先生がスポット校長の元に向かうと、スポット校長は既に部屋から消えていました。

 

校長はどこへ行ってしまったのか…。

あの場からいなくなる方法なんて、オームの能力くらいしか方法ない気するんですが…。

または、本当はあの場にいたけど、ポム先生に校長と会った記憶を消されてしまったか。

それとも校長にはまだ他に能力があるとか…?

 

それから、ダリン先生が突入の前に「彼と目を合わせたり、声を聞かないように」と言ってましたが、やはり校長は対象に触れなくても能力が使えるってことなんでしょうか。

前々からそれらしき伏線はありましたが、ダリン先生が校長の暗殺に失敗したのはこれが原因?

同じ能力を持つパンも将来的にはできるようになるんですかね。

 

 

いなくなったスポット校長の代わりにダリン先生が校長となり、彼女による改革が始まりました。

パンはダリン先生に16期生の治療がどうなっているのか尋ねます。

コーンは能力によって、一命をとりとめましたが、コーンの能力は自身の治癒のために24時間発動しています。それによりNYX-88の侵食が速まっていました。

しかし、ダリン先生は放射能による治療が効き、コーンも16期生も直に良くなるだろうと話します。

パンがダリン先生に協力を申し出ると「Gifted細胞を目覚めさせるオーディオファイルを探している」と言われます。

その後、ダリン先生が熱心に改革を進める様子を見たパンは、彼女にオーディオファイルを渡しました。

 

コーンが生きていた…!

しかし、あの高さから飛び降りても死なないなんて、コーンの能力は彼の意思を置いて、かなり成長しています。

正直、今までコーンの能力は目に見えて効果のあるようなものではない印象だったので、こんな形でその凄さが証明されたのはなぁ…。

 

ダリン先生の言うことはあまりにも良くできていて、建前なんだろうけど、実際自分が学生だったら、ダリン先生の言うことを信じたと思います。

パンはダリン先生にオーディオファイルを渡してしまいましたが、ダリン先生は何に使うつもりなんでしょう?というか、渡して大丈夫なの?

でもパンがただオーディオファイルを渡すとは思えない…なんか策があるんじゃないかとつい疑ってしまう。

いち視聴者としてパンには何回も裏切られてるので、これがどうなるのか期待しちゃう。

 

パンがオーディオファイルを渡しに行ったとき、グレースもダリン先生のところに来ていました。グレースはタイムを亡くしたショックから、自分の才能を探すことに関心を失っているようです。

パンはグレースを追い説得しますが、グレースは「タイムを亡くし、皆だっていつ死ぬかわからないのに簡単にできるわけない」と言います。

さらに、ダリン先生を信じるパンにグレースは16期生の病状の現実を突きつけます。

彼らのうちの一人は記憶と能力を失い、その脳は一切の情報を処理できなくなっていました。 

パンは動揺し、再びダリン先生のもとを訪れ、彼女を糾弾します。

「私達は前に進まなければならない。立ち止まることはできない。才能を伸ばすべきだ。」

ダリン先生がパンに言ったことは、パンがグレースに言ったこととそっくり同じ。

グレースがパンを「大人達みたいだ」と言ったのは本当にその通りでした。

パンはダリン先生を嘘つきだと糾弾しますが、ダリン先生はその瞬間を生き抜くのに必死なんだよなと思うと苦しい。

実際、治療法も見つかってないんだろうし、ダリン先生ではどうにもならないんだろうな…。

 

 

グレースはサードと化学の勉強をしていました。

やる気のないグレースにサードは「グレースに立ち止まっていてほしくない」と言います。

グレースは自分の才能を探し始めます。しかし、行き詰まりを感じていた頃、サードに呼びだされ、病室に入ります。するとそこは誰もいない昼間の校舎でした。さらにグレースを呼ぶ誰かの声が聞こえます。

気が付くと、再びサードの病室に戻っていました。グレースはそこに1時間も立っていたと言います。

突然の出来事に対し取り乱すグレースにサードは「これはグレースの能力に関係あるに違いない」と言います。

 

 2期に入ってから頻繁に出てくる「時間」というキーワードと、前回の手詰まり感から、グレースの才能はタイムリープ系だと予想してたのですが、これはどうなんだろう…。

あと、サードと勉強していた周期表もなんか伏線に思えてくるし(さすがに考えすぎか?)、Giftedは毎回先が楽しみになるような仕掛けがいっぱい詰まってて本当に見てて楽しいなあ…。

グレースとサードは何度も衝突してきましたが、ここに来てなんだかんだいいコンビになったと思います。

 

 

パンがダリン先生の元を去ると、部屋にはさっきまでいなかったはずのプンの姿が。

プンは才能を成長させ、オームの才能をコピーしていました。

今までのように他人が技を習得する過程を見るのではなく、対象の人物の本質を見ることで、その人のできることを全てコピーできるようになったとプンは言います。

さらにプンはオームだけでなく、ナムターンの才能やパンの才能もコピーしていました。

 

2期で15期生達に与えられた課題の一つである「卒業までに才能を限界まで成長させること」。

プンの才能が成長したらGiftedの能力もコピーできるのではと思ってたので、これは予想通りだったけど、

パンが去っていった後にカメラがすいーっとずれてプンが現れたとき、ぞわっときました。というか、めちゃくちゃテンション上がりました。

いくとこまでいったなと。

ダリン先生が興奮するのもわかる。

 

Giftedの「才能」を使うシーンは、派手なエフェクトはなくとも夢があるというか、中二心をくすぐられるので大好きです。

2話冒頭のオームのシーンもだけど、今回のプンの回想シーンも最高にくすぐられました。サッカーの人、何もかも奪われてかわいそうだった

 

Giftedのせいで、ペットボトル開けたとき、蓋握りしめて消えないかな…ってやっちゃう。

 

「人の本質」に触れるというのはクレアの能力にも近いものがあるので、プンはそこからヒントを得たのでしょうか…?

 

 

しかし、プンは「能力の副作用は深刻で精神と性格に強い影響を及ぼす。これ以上は制御できるのか分からない」と不安を見せます。ダリン先生はそんなプンに「最も能力を伸ばし、遠くまでいくことができるのはウェーブでもパンでもなくあなただ」と期待を寄せます。

 

1期からずっと匂わせてきたプンの「もう一つの人格」が消えていないフラグの回収が、ここにきてようやく現実味を帯びてきました。

5話でのクレアとの仲違い以降、プンがめちゃくちゃな行動をとるようになったので、「ああ、ついに…」と思っていましたが、クレアという支えを失ったことだけでなく、能力の成長による副作用も関係ありそう?

 

プンは誰かに認めてほしくてここまで才能を伸ばしたのでしょうか。

だとしたら、自分を見てほしくて一生懸命になった結果、副作用で精神や性格を制御できなくなるリスクを抱え、自分を見失うという構図は皮肉に思えます。

このままだとプンは破滅してしまうよな…。 

 

 

オームの提案でナムターンの誕生日会をするために15期生が集まりました。

しかし、パンが「ダリン先生は嘘をついている」と言いだし、それに反応したプンと口論になります。

オームはパンに怒り、悲しみます。結果的にナムターンの誕生日会どころではなくなり、ひとり、またひとりとその場を去っていきました。

 

オームは本当に友達想いでいい子だなあ…。

あの飾りつけはオームの手描きなの…?かわいい…

オームはGiftedの癒しだと勝手に思ってます。もういつも画面の中にいてほしい。大好き。

だからここは本当につらかった。

どうしてただ集まってナムターンの誕生日を祝うことすらままならないのか。

ひとり残されたオームがナムターンに何て言ったのか考えると切ない。

 

ナムターンは2期では出てこないですが、こうやって今も「仲間」なんだという描写があるのは嬉しいですね。

 

部屋を出て行ったウェーブをパンは追いかけ、なぜ怒っているのか尋ねます。

何も理解していない様子のパンにウェーブは怒り、パンのもとを去っていきました。

 

聴取に応じなかったパンが責任を負わされないか心配したり、ウェーブはパンを想ってるのになあ…

前回の最後にプンが言ったことで、ウェーブは揺らいでいたのかもしれません。

 

パンは1期と同じ過ちを繰り返してるように見えます。

自分の思う正しさを貫くために他人を顧みないというのは、校長とそっくりというか。

そういえば、1期でも校長に「君は私と同じ道を辿る」的なこと言われてたしね。

 

1期で、どんな才能が目覚めるのかは本人の性格等が影響するって言ってたと思うんですが、ウェーブがパンに言ったことを考えると、「マインドコントロールで相手を操る」という能力に何故パンが目覚めたのか、腑に落ちた気がします。

でも、パンのまっすぐさや機転に救われることも今まであったので、主人公としてここからどう変化していくのか楽しみだなー。

 

それはそれとして、前のシーンでジャックとジョーを通信機代わりにパンと話そうとするウェーブがめちゃくちゃかわいかった

 

 

 孤独に打ちひしがれていたパンにメッセージが届きます。

それは死んだはずのタイムからのものでした。

メッセージで指定された場所へ行くとそこには校長、ポム先生、そして、治療によって回復したタイムがいました。

 

 いやーもう、このあたり最高にゾクゾクしたし、

BGMでオープニングの曲かかるのかっこよすぎて鳥肌立ちました。

ここで、1話冒頭のあの場所に繋がって、しかもタイムや校長、ポム先生が出てくるなんて熱すぎる!!

Giftedの何が一番好きって、視聴者に予想させた展開をさらりと裏切りながらも、王道の熱い展開はしっかり抑えてくるところがたまらないんですよね。

1話に出てきた3人組もようやくちゃんと出てきそうだし、気になる。

 

1期で最初のGiftedの生徒については触れられていましたが、次回は世界で初めて生まれた才能のある人間について、とさらにスケールの大きな話になり、教育省がGiftedクラスを欲しがる目的も判明しそうでとても楽しみ。

 

以上、EP.7の感想でした。